換算と計算PS-05
A4 サイズのピクセル数は何ピクセル? dpi 別の早見表と計算の仕組み、印刷データの作り方
A4 サイズのピクセル数は、dpi を決めてはじめて決まります。dpi 別の答えを表で先に示し、計算の仕組みと印刷データの作り方まで順に説明します。
この記事の内容(14項目)
- 結論:A4 サイズのピクセル数は dpi 別にいくつ?
- A4 サイズのピクセル数を計算ツールで出すには?
A4 サイズのピクセル数はどう計算する?2
- A4 サイズのピクセル数は用途でどう変わる?
- A4 サイズのピクセル数を近い用紙と比べると?
- A4 サイズのピクセル数は縦と横でどう変わる?
A4 サイズのピクセル数で印刷データを作るには?3
A4 サイズのピクセル数をソフト別に設定するには?3
- A4 サイズのピクセル数はスマホ写真の画素数で足りる?
- A4 サイズのピクセル数でよくある間違いは?
- A4 サイズのピクセル数に出てくる用語は?
A4 サイズのピクセル数と一緒に押さえておきたいことは?3
- 出典
A4 サイズのピクセル数は、1つの数では答えられません。紙の大きさは mm で決まっています。ピクセルは、画面や画像データの「点」の数です。
同じ A4 でも、1インチ(25.4mm)に置く点の数で変わります。この点の密度が dpi です。
一般的な目安は次のとおりです。
- 画面で見るだけ:72〜96dpi
- 家庭用プリンター:200〜300dpi
- 印刷会社に出す:300〜350dpi
ポイントはここです。先に「どこで使うか」を決めると、必要なピクセル数が1つに決まります。
この記事で分かることは、次のとおりです。
- dpi 別の A4 のピクセル数(表)
- 計算の仕組み(mm ÷ 25.4 × dpi)
- 用途別に必要な dpi
- 縦横の向きと、近い用紙との比べ方
- 余白と塗り足しを含めた印刷データの作り方
- Word・Excel・PowerPoint・Canva・Photoshop の設定
- スマホ写真の画素数との関係
- よくある間違い
寸法の数値は、規格(ISO 216・JIS P 0138)にもとづく表で示します。
結論:A4 サイズのピクセル数は dpi 別にいくつ?
A4 サイズのピクセル数は、次の表のとおりです。印刷用の基準は「px(300dpi)」、画面用の古い基準は「px(72dpi)」です。
| 規格 | A4 |
|---|---|
| 系列 | A列 |
| mm(幅 × 高さ) | 210 × 297 |
| cm | 21 × 29.7 |
| インチ | 8.27 × 11.69 |
| px(72dpi) | 595 × 842 |
| px(150dpi) | 1240 × 1754 |
| px(300dpi) | 2480 × 3508 |
| px(350dpi) | 2894 × 4093 |
| よく使われる用途 | コピー用紙・書類 |
出典: JIS P 0138(紙加工仕上寸法)・ISO 216・ANSI/ASME Y14.1
表の px は「幅 × 高さ」の順です。縦向き(幅が短いほう)の値です。横向きは、幅と高さを入れ替えるだけです。
迷ったときの選び方は、次のとおりです。
- 画面で見せるだけ(スライド・Web・PDF の閲覧):72dpi か 96dpi で足ります
- 家庭用プリンターで刷る:文字や図は 150dpi で読めます。写真は 200〜300dpi が安心です
- 印刷会社に出す:300dpi を基準にします。指定があれば 350dpi に合わせます
96dpi・200dpi・600dpi など表に無い値は、次の計算ツールで出せます。
A4 サイズのピクセル数を計算ツールで出すには?
A4 サイズのピクセル数は、上のツールで用紙と dpi を選ぶと出ます。向きを「横」にすると、幅と高さが入れ替わります。
ツールはブラウザの中だけで動きます。入力した値は送信しません。JavaScript が動かなくても、上の表と次の計算で同じ値が出せます。
A4 サイズのピクセル数はどう計算する?
A4 サイズのピクセル数は、「辺の長さ(mm)÷ 25.4 × dpi」の1つの式で出ます。
- ピクセル数 = 辺の長さ(mm)÷ 25.4 × dpi
25.4 は、1インチを mm で表した値です。dpi(dots per inch)は、1インチあたりの点の数です。辺の長さをインチに直して dpi を掛けると、点の数になります。
A4 の短辺で計算すると、次のようになります。
- 300dpi:210 ÷ 25.4 × 300 = 2480.3 → 2480px
- 350dpi:210 ÷ 25.4 × 350 = 2893.7 → 2894px
- 96dpi:210 ÷ 25.4 × 96 = 793.7 → 794px
- 600dpi:210 ÷ 25.4 × 600 = 4960.6 → 4961px
長辺も同じ式です。
- 300dpi:297 ÷ 25.4 × 300 = 3507.9 → 3508px
- 600dpi:297 ÷ 25.4 × 600 = 7015.7 → 7016px
端数の扱いで、解説によって 1px 違うことがあります。2480 と 2481、3507 と 3508 のような差です。
300dpi の 1px は 0.08mm ほどです。仕上がりには影響しません。
ポイントはここです。1px の違いを合わせるより、dpi を用途に合わせるほうが大事です。
dpi と ppi はどう違う?
ppi は画像データの画素の密度、dpi はプリンターが打つ点の密度です。どちらも「1インチあたりの数」です。
Canon の用語集では、dpi を次のように説明しています。「1インチのなかにいくつのドット(点)があるのかを示す密度の単位」です。
画像データを作る場面では、表示が ppi でも dpi でも同じです。同じ数を入れれば、同じ結果になります。この記事では、検索で多く使われる dpi で書きます。
72dpi と 96dpi はどこから来た?
72 と 96 は、画面の約束ごとから来ています。紙に刷るときの基準ではありません。
印刷では、1ポイント(文字の大きさの単位)が 1/72 インチです。72dpi は、これに合わせた画面の古い基準です。
Web の規格(CSS)では、1インチ = 96px と定義されています。パソコンの画面の基準も、96 が広く使われています。
画面用の画像で 72 や 96 が出てくるのは、このためです。
A4 サイズのピクセル数は用途でどう変わる?
A4 サイズのピクセル数は、用途ごとに必要な dpi を決めてから出します。目安は次の表のとおりです。
| 用途 | 目安の dpi | 根拠 |
|---|---|---|
| 画面で見る(Web・スライド・PDF の閲覧) | 72〜96 | CSS の定義(1インチ = 96px)、Canon の用語集(Web 用は 72dpi) |
| 家庭用インクジェットで刷る文書・図 | 150〜200 | 文字と線なら読める目安。写真は次の行に合わせる |
| 家庭用インクジェットで刷る写真 | 200〜300 | Canon のプリント講座(インクジェットは 200〜300ppi) |
| 印刷会社に出すカラー印刷 | 300〜350 | Canon のプリント講座(商業印刷は 300〜350ppi)、Epson の FAQ(300〜360dpi) |
| 白黒の線画・小さな文字 | 600 | 線の縁を滑らかにしたいとき。写真には不要 |
印刷会社が 350dpi を指定するのは、A4 を手に持って近くで見るためです。
Canon のプリント講座の説明は、次のとおりです。
- A4 以下は近くで見る。300ppi を下回ると精細さが物足りない
- A3 ノビは 240ppi、A2 は 200ppi でも十分に見える
ポスターほど低い dpi で足りるのは、離れて見るからです。
注意:dpi を上げても、データの元の細かさは増えません。小さな画像を 350dpi に「変換」しても、ぼやけたまま点の数だけ増えます。元の画像の画素数を確かめてから dpi を決めます。
A4 サイズのピクセル数を近い用紙と比べると?
A4 サイズのピクセル数は、A3・A5・B5 と並べると関係が分かります。A3 は A4 の 2 倍の面積です。
| 規格 | mm(幅 × 高さ) | インチ | px(150dpi) | px(300dpi) | px(350dpi) |
|---|---|---|---|---|---|
| A3 | 297 × 420 | 11.69 × 16.54 | 1754 × 2480 | 3508 × 4961 | 4093 × 5787 |
| A4 | 210 × 297 | 8.27 × 11.69 | 1240 × 1754 | 2480 × 3508 | 2894 × 4093 |
| A5 | 148 × 210 | 5.83 × 8.27 | 874 × 1240 | 1748 × 2480 | 2039 × 2894 |
| B5 | 182 × 257 | 7.17 × 10.12 | 1075 × 1518 | 2150 × 3035 | 2508 × 3541 |
出典: JIS P 0138(紙加工仕上寸法)・ISO 216・ANSI/ASME Y14.1
表のとおり、A4 の長辺が A3 の短辺になります。ピクセル数も「A4 の高さ = A3 の幅」です。
A5 は逆です。A4 の短辺が、A5 の長辺になります。
A4 のデータを A3 に拡大して、同じ dpi を保つとします。縦横それぞれ約 1.41 倍(√2 倍)の点が要ります。倍率は、上の計算ツールの「拡大・縮小の倍率」で出せます。
B5 は、A4 より一回り小さい日本の規格(JIS)です。ISO の B5 とは寸法が違います。海外のソフトで B5 を選ぶときは、数値を確かめます。
A4 サイズのピクセル数は縦と横でどう変わる?
A4 サイズのピクセル数は、縦向きと横向きで幅と高さが入れ替わります。合計の画素数は同じです。
図のとおり、A 列の用紙は短辺と長辺の比が 1 : √2(約 1 : 1.414)です。この比は、ISO 216 と JIS P 0138 で決まっています。
半分に折っても、同じ比が保たれます。
A4 を横向きで使うなら、横向きのまま「幅 = 長辺」でデータを作ります。縦向きで作ったデータを横向きに回すと、ソフトによっては余白が足されます。縮小されることもあります。
スマホやカメラの写真は、比が 4 : 3 や 3 : 2 です。A4 の 1 : 1.414 とは合いません。
A4 いっぱいに置くなら、どこかを切る(トリミングする)ことになります。切る前提で、少し余裕のある画素数を用意します。
A4 サイズのピクセル数で印刷データを作るには?
A4 サイズのピクセル数は、仕上がりの寸法に塗り足しと余白を加えて決めます。仕上がりの寸法だけでは足りないことがあります。
印刷には、仕上がりの外側と内側に「余分」が要るからです。
塗り足しとは何で、どう計算する?
塗り足しは、紙の端まで色や写真を置くときに、仕上がりの外側へ絵柄を伸ばしておく余分です。
裁断(紙を切る工程)のずれで白い縁が出るのを防ぎます。幅は、入稿先の指定に従います。日本の印刷では、3mm の指定が広く使われています。
計算は、各辺に塗り足しの幅を 2 回(両側)足してから、同じ式に入れます。3mm なら次のとおりです。
- 幅:(210 + 3 × 2) ÷ 25.4 × 300 = 2551.2 → 2551px
- 高さ:(297 + 3 × 2) ÷ 25.4 × 300 = 3578.7 → 3579px
ソフトでの扱いは次のとおりです。
- Canva:「PDF(印刷)」でダウンロードすると、トリムマーク(裁断の目印)と塗り足しを付けられる
- Photoshop:最初から塗り足しを含んだ寸法で新規ドキュメントを作る
余白はどう決める?
余白は、文字や大事な絵柄を紙の端から離しておく空きです。プリンターの印刷領域と、入稿先の指定で決めます。
家庭用プリンターには、紙の端に印刷できない縁があります。幅は機種によって違います。プリンターのマニュアルの「印刷領域」で確かめます。
Word の既定の余白は、上下左右とも 1 インチ(25.4mm)です。「レイアウト」>「余白」から変えられます。
ピクセルで余白を考えるときも、同じ式です。300dpi なら 1mm は約 11.8px です。10mm の余白は、約 118px になります。
文字は画像にしないほうがよい?
はい。文字の多いデータは、画像ではなく PDF で出すほうがきれいです。
ポスターやチラシの文字を画像にすると、300dpi でも縁がにじむことがあります。小さな文字ほど目立ちます。
Word・PowerPoint・Canva は、PDF で書き出せます。PDF なら、文字は文字のまま残ります。
A4 サイズのピクセル数をソフト別に設定するには?
A4 サイズのピクセル数は、ソフトによって設定する場所が違います。各ソフトのヘルプで確かめた設定は、次の表のとおりです。
| ソフト | A4 にする場所 | ピクセル・解像度の扱い |
|---|---|---|
| Word | 「ページ設定」>「用紙」>「用紙サイズ」で A4 | 貼った画像は既定で 220ppi に圧縮される。「オプション」>「詳細設定」>「イメージのサイズと品質」で変えられる |
| Excel | 「ページレイアウト」>「拡大縮小」で幅・高さを「1 ページ」 | ピクセルの設定は無い。1 ページに収めると縮小率のぶん文字が小さくなる |
| PowerPoint | 「デザイン」>「スライドのサイズ」>「ユーザー設定のスライドのサイズ」で A4 | 画像として保存すると既定で 96dpi。Windows ではレジストリの ExportBitmapResolution で 300 まで上げられる |
| Canva | デザインの作成時に「A4 文書」か「カスタムサイズ」で mm を指定 | 「PDF(印刷)」で書き出すと塗り足しとトリムマークを付けられる |
| Photoshop | 「新規ドキュメント」で幅・高さを mm、解像度を 300 ピクセル/インチ | 「画像解像度」の「再サンプル」をオフにすると、ピクセル数を変えずに ppi だけ変えられる |
表の中で、とくに見落としやすいのは次の 3 つです。
Word に貼った画像はなぜぼやける?
Word が、貼り付けた画像を既定で 220ppi に圧縮するからです。
Microsoft のサポートの説明は次のとおりです。
- 「Microsoft 365 の既定の画像解像度は 220 ppi です」
- 既定の解像度の変更と、圧縮をオフにする方法も案内されている
写真の多い A4 の文書を印刷会社に出すなら、この設定を先に切ります。
PowerPoint の「A4」は実寸の A4?
いいえ。PowerPoint の「A4」は、実際の A4 の比ではありません。
Microsoft のサポートの表では、次の寸法です。
- A4 のスライド:幅 27.517cm × 高さ 19.05cm(実際の A4 より横長)
印刷のときは、「用紙に合わせて拡大/縮小」で収めています。
さらに、スライドを画像で保存すると既定の解像度は 96dpi です。A4 の 300dpi には足りません。高い解像度が要るときは、次のどちらかにします。
- PDF で書き出す
- Windows なら、レジストリの値(ExportBitmapResolution)を変える
Photoshop の「再サンプル」は何を変える?
「再サンプル」は、ピクセル数を変えるかどうかを決めるチェックです。
- オフ:ピクセル数はそのまま。ppi と印刷サイズだけが変わる
- オン:ピクセルを増やしたり減らしたりする
Adobe のヘルプでも、拡大では元の画像に無い細部は足せないと説明されています。
A4 サイズのピクセル数はスマホ写真の画素数で足りる?
1200 万画素以上の写真なら、A4 を 300dpi で埋められます。縦横比が違うぶんは切ります。
A4 を埋めるのに要る画素数は、次のとおりです。
- 300dpi:2480 × 3508 = 約 870 万画素
- 350dpi:2894 × 4093 = 約 1180 万画素
Canon のプリント講座でも、A4 に必要な画素数は約 900 万画素とされています。
| 写真の画素数(例) | 縦横比 4:3 でのおおよそのピクセル数 | A4 300dpi(約 870 万画素) | A4 350dpi(約 1180 万画素) |
|---|---|---|---|
| 1200 万画素(iPhone 12 Pro Max など) | 約 4000 × 3000 | 足りる | ほぼ足りる(切ると少し不足) |
| 2400 万画素(iPhone 15 の既定) | 約 5700 × 4300 | 余裕がある | 足りる |
| 4800 万画素(iPhone 15 の最大) | 約 8000 × 6000 | 余裕がある | 余裕がある |
| 5000 万画素(Pixel 9 の広角) | 約 8200 × 6100 | 余裕がある | 余裕がある |
表の「足りる」の意味は、次のとおりです。A4 の比に合わせて一部を切っても、300dpi を保てます。
1200 万画素の写真を、長辺いっぱいに使うとします。A4 の長辺で約 340dpi になります(4000 ÷ 11.69 インチ)。短辺は、比が違うぶんを切ります。
ただし、画素数が足りていても、次の 3 つで画質は落ちます。
- 拡大して撮った(デジタルズーム):画素は多くても細部が無い
- 暗い場所で撮った:ノイズが増えて印刷で目立つ
- メッセージアプリで送った:送信時に縮小されている
ポイントはここです。印刷に使う写真は、撮った元のファイルをケーブルやクラウドで取り出します。メッセージアプリで受け取った写真は、A4 には小さすぎることが多いです。
A4 サイズのピクセル数でよくある間違いは?
いちばん多いのは「72dpi で作って印刷に出す」です。相談が多い間違いは、次の表のとおりです。
| 間違い | 何が起きるか | 直し方 |
|---|---|---|
| 72dpi で作って印刷に出す | 画面ではきれいでも、刷るとぼやける。300dpi の 4 分の 1 ほどの点しか無い | 最初から 300dpi 以上の寸法で作る |
| 小さい画像を 300dpi に「変換」する | ピクセル数は増えても、細部は増えない | 元の大きな画像を探す。無ければ小さく使う |
| 縦向きで作って横向きに刷る | 縮小されるか、余白が足される | 向きを決めてからデータを作る |
| 塗り足しを忘れる | 裁断のずれで白い縁が出る | 入稿先の指定の幅を足した寸法で作る |
| PowerPoint の「A4」を A4 だと思う | 比が違うので、刷ると上下に余白が出る | PDF で書き出し、印刷側で用紙に合わせる |
| Word に貼った写真がぼやける | 既定の 220ppi 圧縮がかかっている | 圧縮をオフにしてから貼る |
| ピクセル数を 1 つの数で覚える | dpi が違えば別の数になる | 「dpi とセット」で覚える |
72dpi の画像は、画面では十分に見えるので気づきにくいです。刷って初めて分かります。
印刷に出す前に、画像の幅のピクセル数を表の px(300dpi)と見比べると防げます。
A4 サイズのピクセル数に出てくる用語は?
| 用語 | 意味 | 出典 |
|---|---|---|
| ピクセル(px) | 画像を作る点の 1 つ。画像の大きさは幅と高さの点の数で表す | Adobe のヘルプ |
| dpi | dots per inch。1 インチあたりの点の数。プリンターや印刷の密度 | Canon の用語集 |
| ppi | pixels per inch。1 インチあたりの画素の数。画像データの密度 | Adobe のヘルプ |
| 解像度 | dpi や ppi で表す細かさ。画像の総画素数の意味で使われることもある | Adobe のヘルプ |
| インチ | 長さの単位。1 インチ = 25.4mm。CSS では 96px と定義 | CSS Values and Units Module Level 3 |
| ポイント(pt) | 文字の大きさの単位。1pt = 1/72 インチ | CSS Values and Units Module Level 3 |
| 塗り足し | 仕上がりの外側に伸ばしておく絵柄。裁断のずれに備える | 入稿先の仕様 |
| トリムマーク | 裁断の位置を示す目印。トンボとも呼ぶ | Canva の案内 |
| 再サンプル | ピクセルを増減して画像の大きさを変えること | Adobe のヘルプ |
| A 列 | ISO 216 と JIS P 0138 で決まる用紙の系列。比は 1 : √2 | ISO 216 |
A4 サイズのピクセル数と一緒に押さえておきたいことは?
A4 サイズのピクセル数は PDF そのものにもある?
いいえ。PDF や Word の文書そのものには、ピクセル数がありません。
文字や図形は寸法で持っています。刷るときに、プリンターが点にします。
ピクセル数が問題になるのは、中に貼った写真や画像だけです。文書は PDF で書き出します。貼る画像だけ、300dpi の寸法を満たします。
スキャンの dpi はどう決める?
スキャン時の dpi は、印刷の dpi とは別に決めます。目安は 200〜350dpi です。
紙をスキャンして A4 で刷り直すとします。スキャン時の dpi が、そのまま画像のピクセル数を決めます。
Canon の用語集では、スキャン時は 200〜350dpi が目安です。A4 を 300dpi でスキャンすると、表の px(300dpi)と同じ数になります。
dpi は大きいほどよい?
いいえ。写真は 300〜350dpi に留めるのが扱いやすいです。
600dpi で作ると、300dpi の 4 倍のファイルサイズになります。写真では、300dpi 以上の違いは見分けにくいです。
先に出るのは、メールで送れない、ソフトが重いという不便です。線画や小さな文字だけ、600dpi にします。
A4 サイズのピクセル数でよくある質問は?
A4 サイズは何ピクセル?
dpi によって変わります。印刷の基準の 300dpi では、上の表の px(300dpi)の値です。
画面用の 72dpi では、px(72dpi)の値です。用途を決めてから、表か計算ツールで確かめてください。
A4 のピクセル数は縦と横でどう変わる?
幅と高さが入れ替わるだけです。合計の画素数は同じです。
表の値は縦向きなので、横向きにするときは幅と高さを逆にします。
72dpi で作った画像を 300dpi に変えれば印刷できる?
いいえ。数値を変えるだけでは、細部は増えません。
「再サンプル」をオンにしてピクセルを増やしても、ぼやけたまま点が増えるだけです。元の大きな画像を用意するか、小さく使うかを選びます。
スマホの写真は A4 に印刷できる?
はい。1200 万画素以上なら、A4 を 300dpi で埋められます。
ただし、縦横比が違うので一部を切ります。デジタルズームや暗い場所の写真は、画素数があっても粗く見えます。
印刷会社に出すときは 300dpi と 350dpi のどちら?
入稿先の指定に合わせます。指定が無ければ、300dpi で足ります。
Canon の講座では 300〜350ppi です。Epson の FAQ では 300〜360dpi です。
塗り足しは必ず要る?
いいえ。紙の端まで色や写真を置くときだけ要ります。
周りに白い余白があるデザインなら、仕上がりの寸法だけで作れます。幅は、入稿先の指定に従ってください。
出典
- ISO 216:2007 Writing paper and certain classes of printed matter. Trimmed sizes. A and B series(ISO)
- JIS P 0138 紙加工仕上寸法(日本産業標準調査会 JIS 検索)
- CSS Values and Units Module Level 3:Absolute lengths(W3C)
- dpi:写真用語集(キヤノン)
- あなたの写真が変わるプリント講座 Lesson 3 画素数と解像度(キヤノン)
- Printing and scanning images: What is the recommended resolution for output print size?(Epson UK FAQ KA-01467)
- Photoshop 画像サイズと解像度(Adobe)
- 用紙サイズを変更する(Microsoft サポート)
- 余白を変更する(Microsoft サポート)
- Microsoft Office で画像のファイル サイズを小さくする(Microsoft サポート)
- ワークシートの拡大/縮小(Microsoft サポート)
- PowerPoint スライドのサイズを変更する(Microsoft サポート)
- How to export high-resolution (high-dpi) slides from PowerPoint(Microsoft Learn)
- PDF 印刷(Canva)
- iPhone 15 技術仕様(Apple)
- iPhone 12 Pro Max 技術仕様(Apple)
- Google Pixel 9 の仕様(Google ストア)